セラピストGoGo

Washizu Go(わしず ごう)1990年静岡生まれ。平成25年理学療法士免許取得。ヨガインストラクター。パワーリハビリテーション研究会研修終了。大学との連携で運動プログラムの提供、デイサービスの施設長として勤務。理学療法の可能性を日々追及。リハビリテーション・医療・介護をテーマに更新。アツい男としてデイを盛り上げていきます!

【高齢化】前頭葉の老化による性格の変化について

周囲の対応で変わる 都会と田舎で認知症の進行が違う

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「人のいうことを聞かなくなった」高齢の親を持つ子どもがよく口にする言葉だが、たしかに高齢者の特徴のひとつが「頑迷」である。「頭が固くなる」といってもいいだろう。

 

これは認知症と診断された高齢者はもちろん、そうではない高齢者にも多かれ少なかれ見られる傾向といえる。医学的に考えれば、加齢とともに表れる脳の萎縮が招く症状である。頭が固くなってしまうと、何であれ、ものごとに対してこれまで自分が培ってきた世界観、価値観でしか判断を下せなくなってしまう。

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さらに自分が経験したことのない事象や新しいものに対して興味を抱いたり、学習したり、順応したりする能力も劣化する。


困ったことに、頑迷さが増した高齢者は自分が理解できないことに対して、なかなか素直に「わからない」といえなくなる。だから、子どもはもちろん、まわりの人間に教えを請うたりしないし、自発的に調べて理解しようとすることもなくなる。その結果、新しい情報をインプットする機会がどんどん減っていってしまうのだ。

 

想定外の体験で脳をほぐす

「年だからしかたがない」と子どもが放っておけば、高齢の親が認知症のようになったりする。すでに認知症と診断されている親の症状はさらに進むことになる。

 

これは脳の前頭葉の変化と密接な関係がある。前頭葉は記憶や感情、意欲などをつかさどる部位なのだが、この前頭葉は40代、50代から少しずつ縮小しはじめると考えられている。

 

つまり「脳の老化」として最初に表れるのが「前頭葉の老化」であり、これは「感情の老化」といってもいいのだ。残念なことに加齢による前頭葉の老化は脳科学的にも証明されていて、どんな人間も避けることはできない。

 

だが、「諦めるしかないのか?」と問われれば答えはノーだ。前頭葉を使い続けることで機能の老化を防ぐことは可能なのである。

 

「どうすればいいか?」。答えは「ルーティン以外のことをやらせる」である。前頭葉は、意欲や感情のコントロールのほか、想定外のこと、新しいことへの対応をつかさどるのだが、「ルーティン以外」への対応で使われる部位でもある。

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だから、混乱をきたすレベルの重めの認知症でない場合、親が高齢であっても「初対面の人に会う」「行ったことのないエリアを旅する」「初めての飲食店に入る」「新しいファッションを試みる」「新しいジャンルの音楽を聴く」「読んだことのない著者の本を読む」など、その人にとって新鮮な体験を数多くさせることだ。それが親の前頭葉を使わせることになるのである。

 

 言葉を変えれば、これまでの自分の世界観、価値観に「一石を投じる体験」をさせるといってもいい。

 

とくに同じ話、耳当たりのいい話しかしない人ではなく、考え方が違ったり、自分とはまったく異なる生き方をしてきた人と会話したり、読みなれていないジャンルの本、主義主張が正反対の人の本を読む機会を増やしてあげることも有効だ。

 

 そうしたチャレンジは「親の脳を悩ませる」ことだが、それが固くなった脳を「ほぐす」ことになり、結果として「脳の老化」を遅らせることにつながる。「人のいうことを聞く耳」も長く持つということだ。

 

参考にしてみてください。セラピストGoGo

実験医学増刊 Vol.35 No.20 総力戦で挑む老化・寿命研究〜Productive Agingを目指した基礎研究と社会実装

実験医学増刊 Vol.35 No.20 総力戦で挑む老化・寿命研究〜Productive Agingを目指した基礎研究と社会実装

 

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