セラピストGoGo

Washizu Go(わしず ごう)1990年静岡生まれ。平成25年理学療法士免許取得。ヨガインストラクター。パワーリハビリテーション研究会研修終了。大学との連携で運動プログラムの提供、「運動」と「笑い」で健康寿命を延ばす施設。AOIデイサービスの施設長として勤務。

【認知症】転倒リスクを避けるにはどうすればいい?

認知症の人は転倒しやすいって本当?

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認知症の人は、そうでない高齢者に比べ実に2倍以上転倒しやすいとされます。認知症の人の転倒が多くなる背景として、症状の進行と治療のために、心身に以下のような悪影響が及ぶためと推測できます。

 

認知症の人が転倒しやすくなる理由
症状が進行すると、筋力や平衡感覚にまで影響が及ぶ
症状を抑えるための向精神薬の副作用で、慢性的なめまいやふらつきを生じやすい
自分の身体機能も正しく認知できなくなり、歩けないのに歩こうとしてしまう
空間への認識機能が衰え、階段や段差に対応できずつまずいてしまう
 
上記の理由から、認知症の高齢者は歩きやすく見える何もない室内や、ちょっとした段差だけでも、転びやすくなってしまうのです。

 

また、高齢者は骨粗鬆症を生じやすいため、転倒で骨折するリスクも非常に高くなります。もし認知症の高齢者が転倒・骨折した場合、骨折の部位によっては寝たきり状態になって、さらに認知症を悪化させてしまうきっかけにもなり得るのです。

 

転倒予防のためにどんなことに注意すればいい?
認知症の高齢者が転倒するのを防ぎ、さらに骨折で認知症が悪化するリスクを減らすためには、家の中に転倒と骨折への予防策を講じるのが効果的です。まずは以下の転倒事故が起こりやすい場所に、転倒防止対策をとりましょう。

 

高齢者が、室内の転倒事故を起こす場所の割合
居間、茶の間、リビング…20.5% 玄関、ホール、ポーチ …17.4%
階段         …13.8%
寝室         …10.3%
浴室         …6.2%

 

具体的には敷物や敷居などのちょっとした段差をなくす、滑りやすい床やフローリング、浴室には手すりを付けるなどの対策が有効です。転倒しやすい場所を通らずに済むよう、生活導線を見直すのもよいでしょう。あわせて、転倒してしまった際の骨折のリスクを少しでも下げるために、衝撃を和らげるヒッププロテクターなどを常時着用させるのもおすすめです。

 

転倒・骨折から認知症を悪化させることのないよう、周囲が可能な限り生活の環境を整えたり、移動するときは手を貸してあげたりすることも大切です。

 

おわりに:室内の認知症の高齢者が通る場所には、転倒予防の対策をしましょう
高齢者は骨粗鬆症を併発していることも多く、転倒から骨折するケースも少なくありません。転倒による骨折から寝たきりになると、認知症はさらに悪化してしまいます。認知症の高齢者を介護するときは、本人が行き来する室内を中心に手すりの設置や、段差をなくすなどの転倒防止策をとりましょう。

blog.washizugo.com

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