セラピストGoGo

Washizu Go(わしず ごう)1990年静岡生まれ。平成25年理学療法士免許取得。ヨガインストラクター。パワーリハビリテーション研究会研修終了。大学との連携で運動プログラムの提供、デイサービスの施設長として勤務。理学療法の可能性を日々追及。施設長としての活動では施設の管理、他職種との連携。リハビリテーションやメンタルサポート、マネジメントなど医療・介護をテーマに更新をしていきます。

「定年生活快適度世界ランキング」日本は何位でしょうか⁉

 未曽有の少子高齢化を経験している日本では2025年には65歳以上が30%を超えると予測され、労働力人口の減少、医療、介護、年金問題が深刻化し、定年後の生活に対する危機感が年々強くなっています。

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〇2050年には世界の高齢者人口が20億人を超えるとされており、世界各国でも、老後の生活の保障に関する不安は高まる一方です。

 

〇フランスの資産運用会社ナティクシスが毎年発表している「定年後生活快適度ランキング」は、国際通貨基金(IMF)の先進国、OECD諸国とBRIC諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国)を含む48か国の定年後生活のクオリティをランク付けしています。

〇このランキングでは、医療や平均寿命などの「健康」、国家財政や経済の状況などの「ファイナンス」、環境の良さや幸福度などの「生活の質」、平均給与、所得の均等性や失業率などの「物質的満足度」の4つの側面から各国の定年後の生活が分析され、総合的なランク付けがなされています。

 

〇このランキングでは、アジアトップの総合22位に日本、24位に韓国、そしてスイスや北欧諸国が総合ランキングの上位国として名を連ねました。それぞれどのような課題を抱え、この世界中が関心を寄せる定年後の生活保障問題に取り組んでいるのかを概観しました。

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ランキング上位国の高齢化対策
〇本ランキングで北欧諸国を抜いて一位となったのが、健康・ファイナンス・生活の質・物質的満足度の4つの評価軸すべてにおいて高いスコアを出したスイスです。諸外国同様に少子高齢化に伴う年金財源の枯渇が課題となっているものの、高い幸福度、豊かな自然環境、清浄な空気など「生活の質」が特に高く評価されました。

 

〇スイスの取り組みで注目すべきなのは高齢者の社会参加支援です。WHOは高齢者の生活の質向上のため、高齢者の健康・参加・安全を保障する「アクティブエイジング」を提唱しているが、スイスのアクティブエイジング支援はそのモデルケースとして注目されています。

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〇高齢者のボランティア参加支援や生涯学習を担う団体への支援を手厚く行い、年齢を重ねても社会との関わりをもち続けることで、定年後の生活の幸福度を高め、また高齢者の身体・精神機能の維持をはかっています。

 

〇この「社会参加」にはもちろん就労も含まれており、定年後も何らかの形で就労を続ける高齢者を支援することで、年金財源のサステナビリティおよび労働力の確保を目指しています。

 

(washizugo)世界各国に共通する定年後の生活保障の課題は、少子高齢化による勤労人口の減少が生じる中で、定年後の生活を支える医療・介護・年金制度の財源をどのように確保していくかという点と言えるでしょう。少子高齢化の進行を可能なかぎり食い止めることにくわえて、女性・高齢者が働き続けるための支援を行うことで、人口に占める労働力人口、つまり定年後生活を豊かにするサービスの財源を「支える側」の割合を保つための取り組みは、定年後の生活保障を充実させるために、各国が制度や文化の違いをこえてお互いに学びあうべき点なのかもしれません。

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