セラピストGoGo

Washizu Go(わしず ごう)1990年静岡生まれ。平成25年理学療法士免許取得。ヨガインストラクター。パワーリハビリテーション研究会研修終了。大学との連携で運動プログラムの提供、「運動」と「笑い」で健康寿命を延ばす施設。AOIデイサービスの施設長として勤務。

【疲れやすさの原因】『低血糖タイプ』とは!?

食後に強い疲労感や眠気が出てくる理由とは?

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疲れやすいといった場合、栄養学の観点による診断は、『低血糖タイプ』『ビタミンB群欠乏タイプ』、そしてそれらの症状が長引いて出てくる『副腎疲労タイプ』の3つに分かれるという。

 

そこで、筆者が栄養療法を行っている医師に教わった“タイプ別の疲れやすさ”について公開していこう。今回は『低血糖タイプ』を解説していく。

 

栄養療法専門医「食後に強い疲労感や眠気が出やすい、とか、だるいときに食事を摂ったり、甘いものを食べるとちょっと元気になる、という人は、低血糖によるケースが多いででしょう。

 

ついさっきまで、あんなに元気だったのに、急に疲労感が出てくるといったように、元気さに波があるのが特徴です。
 
ただ、食後に眠くなる人はわりと多くて、程度が軽ければ問題ありません。低血糖タイプにも、うつらうつらするだけの軽いタイプもありますし、突然、眠気が襲ってきて抵抗できずに寝てしまう、という強い場合もあります」

 

スイーツを食べて疲れがとれるのは一過性のもの
栄養療法専門医「そういうときに、甘いものを食べると疲れがとれるように感じるのは、一時的な効果にすぎません。

 

やる気がないときには、気分を落ち着かせて安らぎをもたらす神経伝達物質『セロトニン』を増やすのが効果的。これを手っ取り早く行うのが、糖質の摂取です。血糖値を下げるために分泌されるインスリンが、セロトニンの増加を促してくれるからです。

 

しかし、実際にセロトニンが増えたわけではなく、セロトニンの比率が高くなっただけで、いわば錯覚にすぎません。ですから、すぐ元の状態に戻ってしまうのです。

 

甘いものは中毒症状を起こしやすいですし。甘いものを摂ることが習慣化し、セロトニンの比率を高めることが頻繁に起こると、脳のホルモンバランスが崩れ、昼間なのに突然、猛烈な睡魔に襲われたり、集中力が低下したりするようになってきます。

 

いずれ血糖調節異常(低血糖症)を起こして、イライラや不安感などの精神症状が出てくるようになります」

 

ランチで糖質制限をせずに午後の眠気を回避する方法
栄養療法専門医「糖質過多の人は太りやすい傾向にあります。疲れたときこそ、甘いものを控えて、タンパク質をしっかり摂らないといけません。

 

お昼に丼物やうどん、パスタなどを食べ、その後、砂糖入りのコーヒーなどを飲みながら休憩をとる方も多いと思います。


これでは、糖質の摂取量が多すぎて、急激に血糖値が上がり、しばらくすると急激に下がる。このような血糖値の乱高下によって午後は眠くなり、やる気が出なくなるのも当然です。

 

私が開いている栄養療法の勉強会で出すお弁当の糖質量は8gくらい。多くても10gを超えないようにしています。このように低糖質の昼食にすると、午後になっても眠くなりません」

 

栄養療法のドクターなので、なかなか厳しい糖質制限である。では、多くの男性がランチで食している丼物の糖質量はどれくらいなのか? 定食や丼物を提供する某チェーン店の糖質量を調べてみた。

 

親子丼 ご飯普通盛り101.3g ご飯大盛り140.5gカツ丼 ご飯普通盛り122.0g ご飯大盛り161.2g鉄火丼 ご飯普通盛り89.9g  ご飯大盛り129.1g

 

ご飯を普通盛りから大盛りに変えると、40g近く糖質量が増えている。午後の眠気を回避するためにも、ご飯は普通盛りの半分にしたほうがいいだろう。それでもドクターは眉をしかめるだろうが……。

 

しかし、男性は一般的に白飯が大好きなので、ご飯を半分にするなんてムリ! と思う人もいるだろう。普通の食事を摂っても、午後の眠気を回避する方法はないのだろうか?

 

栄養療法専門医「普通の食事であっても、午後に眠くなるのを避けたければ、血糖値が上がる前に運動をするといいでしょう。食事を摂った後、すぐに散歩などをして体を動かすことが、低血糖を起こさないコツのひとつです」

 

低血糖の疲労感は“うつ症状”に似ている!?
栄養療法専門医「低血糖の人は、最終的に糖尿病になる確率が高いですし、疲労感が次第にうつ症状を伴ってくることがあります。そうなってから病院を受診すると『うつ病』と診断されることもあるようです。

 

低血糖とうつ病の共通する症状は、どうしようもなく強い疲労感です。そのため、診療内科を受診して“疲れる。やる気が起きない”と訴えると、それだけでうつ病と診断されることも。そういうときは、心療内科を受診する前に、ぜひとも血糖値を検査してみてください」

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