セラピストGoGo

Washizu Go(わしず ごう)1990年静岡生まれ。平成25年理学療法士免許取得。ヨガインストラクター。パワーリハビリテーション研究会研修終了。大学との連携で運動プログラムの提供、「運動」と「笑い」で健康寿命を延ばす施設。AOIデイサービスの施設長として勤務。

【睡眠不足】は補えるの?定期的な昼寝の効果は!?

寝不足を補うためには、夜の習慣を変えた方が効果的。

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長距離を走ったあとは30分~1時間の昼寝が魅力的に思えるけれど、睡眠学専門誌『Sleep』に掲載された新たな研究結果は、昼寝をしても、睡眠不足は思いのほか補えないことを示している。

 

この研究では、夜間の注意力を測るため、275名の学生が数々の認知力テストを受けてから、3つのグループに分けられた。1つ目は帰宅して、いつも通りに寝るグループ。2つ目は研究所に泊まって短めの睡眠をとり、翌日に昼寝をするグループ。3つ目のグループにも短めの睡眠が与えられたけれど、翌日の昼寝は許されなかった。

 

翌日に認知力テストをしたところ、やや寝不足気味の学生には自宅で寝た学生よりも間違いが多く見られた。また、昼寝をしたグループの成績が昼寝をしなかったグループより良いわけでもなかった。このような結果から研究チームは、昼寝をしても睡眠不足は補えないという結論を出した。

 

そもそも、60分では短すぎて余波睡眠(SWS)に入れない。そして、睡眠不足は余波睡眠の時間も減らしてしまう。SWSは体が最もリラックスしている睡眠の周期で、心拍数が低くなり、脳が回復モードに入る。研究チームの話では、SWSの時間が10分長くなるたびに、エラー率が約4%低下する。

 

でも、この研究には、期間が短く、参加者の年齢が近いという難点がある。そのため、一定期間にわたって昼寝を続ければ、体が新しい睡眠スケジュールに慣れるのかも、その結果が異なる年齢層の人々に当てはまるのかも分からない。

 

とはいえ、昼寝に関する過去の研究結果はまちまち。その一例として、35~75歳の約3,500名を対象とした大規模な研究では、臨時的な昼寝は心血管系のリスクを下げるけれど、定期的な昼寝は効果が低いことが分かった。

 

パーソナリティと睡眠の関係性を調べた研究では、60分の昼寝をすると衝動的な行動が減り、フラストレーションを感じにくくなることが判明。また、別の研究では、90分の昼寝が学習能力だけでなく夜間の熟睡も促すことも分かった。その一方で、頻繁な昼寝が夜の睡眠時間を減らす可能性を示した研究結果も存在する。

 

つまり、昼寝も使いよう。まずは夜の睡眠の質を上げることの方が優先順位は高そう。

 

 

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