セラピストGoGo

Washizu Go(わしず ごう)1990年静岡生まれ。平成25年理学療法士免許取得。ヨガインストラクター。パワーリハビリテーション研究会研修終了。大学との連携で運動プログラムの提供、「運動」と「笑い」で健康寿命を延ばす施設。AOIデイサービスの施設長として勤務。

【運動は脳を成長させる】海外研究でスポーツの脳への効果が明らかに!?

体を鍛えるだけにとどまらない運動の効果が注目されています。

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運動を続けていると、心肺機能や筋力を高められるのはもちろん、ストレスも軽くしてくれますが、さらには脳にも恩恵があるようなのです。海外の研究から、心肺機能を高めることで「脳のサイズ」を大きくすると報告されました。

 

脳各部の大きさも比較

スポーツに取り組むことで、身体的に健康になるのはもちろん、ストレス解消になるなど、精神的な健康につながるのは実感するところ。コロナ禍で屋内に閉じこもると気持ちも滅入りがちですが、屋外に出て体を動かすと、気分がラクになる面もあるでしょう。そんな運動が脳に及ぼす効果はかねて注目されるようになっています。

 

今回、ドイツの研究グループが注目したのは、運動能力と「灰白質」をはじめとした脳のサイズとの関係です。脳は外側に「灰白質」と呼ばれる場所があり、ここに神経細胞が集まっていることが知られています。さらに内側には「白質」と呼ばれる場所があり、神経細胞から伸びる神経線維が集まります。灰白質は認知能力や加齢と関係し、頭のよさにも直結。たとえば、このエリアが小さくなると、脳の老化にもつながるのです。

 

今回の研究で分析の対象になったのは、成人2000人以上のデータでした。心肺機能について持久力の指標になる最高酸素摂取量(VO2peak)などを、エクササイズバイクを使った検査から計算。さらに医療の画像検査で使われているMRI検査により、脳全体の大きさや灰白質、さらには脳の内側にある白質などエリアの大きさを調べ、運動能力との関係を調べたのです。

 

運動能力が高いと脳のサイズは?

こうして判明したのは、運動能力と脳のサイズとの間には関係があることです。具体的には最高酸素摂取量が高い、つまり心肺能力が高いと脳全体と灰白質の大きさが大きくなるとわかったのです。灰白質は、最高酸素摂取量が1レベル上がるごとに一定量ずつ大きくなりました。左側頭葉など脳のさまざまなエリアも同じような関連性が見られました。

 

こうした結果を踏まえて、研究グループは、中程度以上の有酸素運動(キビキビ歩く、ランニング、水泳など)など、心肺機能を高める運動をすることで、脳の健康を高められると解説しています。灰白質のサイズが減っていくのを食い止められる可能性があるからです。

 

特に今回の研究で注目されるのは、運動機能ではなく認知機能に関連する脳の部分に明らかな効果が見られた点といいます。年齢によらず、こうした関係が見られ、運動が身体的に鍛えられるだけではなく、脳も健康にしてくれる証拠といえるようです。

blog.washizugo.com

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