セラピストGoGo

Washizu Go(わしず ごう)1990年静岡生まれ。平成25年理学療法士免許取得。ヨガインストラクター。パワーリハビリテーション研究会研修終了。大学との連携で運動プログラムの提供、「運動」と「笑い」で健康寿命を延ばす施設。AOIデイサービスの施設長として勤務。

【うつ病】1日2〜3杯のコーヒーで予防できるかも!?

コーヒーを飲むほどリスクが低減

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うつ病予防については、カフェインの働きを評価する研究というのも行われているので紹介します。筆者自身もコーヒーを1日に2、3杯は飲むので、こういった研究は気になり、率先して見てしまいます。

 

こちらは、前向き追跡研究と呼ばれるタイプの研究で、うつ症状のない様々な量のカフェインを摂取している女性約5万人を対象に、10年間のカフェイン摂取量やその他の食事摂取の変化を追跡調査しています。

 

10年間の追跡調査の中で、全体で2607人にうつ病発症が確認されました。そこで、うつ病を発症した人たちのカフェインの摂取量の傾向を調べました。

 

すると、週に1杯以下のカフェイン入りのコーヒーを飲む女性と比較して、1日に2、3杯のカフェイン入りのコーヒーを摂取する女性はうつ病のリスクが減少するという関連性が見られました。

 

一方、カフェインレスコーヒー、カフェイン入りの紅茶、チョコレートの摂取についても関連性が評価されていますが、それらとうつ病のリスクとは関連が見られませんでした。

 

これらのことから、もしかすると少なくとも女性には、カフェイン入りのコーヒーを飲む習慣がうつ病に保護的に働く可能性が示唆されます。これもコーヒーを飲みはじめればうつ病を予防できるということを保証するものではありませんが、とても興味深い結果だと思います。


しかし、これを読んでいるのがもし男性であれば、残念ながら男性についてはこの研究からは何も言えないということになります。

 

仕事がうまくいかず落ち込んでしまった。そんな日はコーヒーの1杯でもいかがでしょうか。

 

地中海式ダイエットがうつ病予防に有効かもしれないと考えさせられるようなデータがあります。

 

地中海式ダイエットとは一般的に、果物や野菜、全粒穀物、豆類、種実類、オリーブオイルを多く含み、魚、鶏肉、乳製品は少量から中程度の量で、赤身の肉はほとんど摂らない食事法のことをいいます。

 

この研究は、「相関関係」を示すための観察研究の結果をまとめた「メタアナリシス」と呼ばれる手法で行われた研究です。地中海式ダイエットをどれだけ遵守しているかという点と脳卒中、うつ病、認知障害、パーキンソン病との相関関係を評価した22の研究データをまとめています。

 

うつ病リスクを下げる可能性を示す
22の研究のうち、9つの研究で地中海式ダイエットとうつ病の関連性を評価していました。また、9つのうち、7つが65歳以上の高齢者を対象にした研究でした。対象者は合計すると、2万人近くに上っていました。

 

この研究では、地中海式ダイエットをほとんど毎食のように摂っている人、地中海式ダイエットを半々ぐらいで摂っている人、そして地中海式ダイエットをほとんど摂っていない人に分けられました。


すると、前者2つのグループは、地中海式ダイエットをほとんど摂っていない人と比べてうつ病のリスクが低く見られ、地中海式ダイエットとうつ病のリスク減少との関連性が示されました。

 

この研究も、一見すると「では、食事を地中海式ダイエットにしよう」と早合点してしまいそうになりますが、そう単純ではありません。

 

地中海式ダイエットを守れるということは、そのぐらい精神的に余裕があり、うつ気分がそもそも全くない人が多かった、うつの素因のない人だから地中海式ダイエットをきっちり守れたといったような説明が成り立つ可能性もあり、この研究結果をもって「地中海式ダイエットを摂れば、うつ病を減らせますよ」ということはできません。

 

しかし、いずれにしても特定の食事が精神的な健康とも関連しているというのは興味深い結果です。

 

また、地中海式ダイエットは、心筋梗塞や脳梗塞などの病気の発症が少なくなることがランダム化比較試験で示されている食事でもあるので、身体的な健康には寄与してくれる可能性が高いと考えられます。筆者は地中海式ダイエットのまわし者でもなんでもないですが、そのような意味でも試してみる価値はありそうです。

 

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