セラピストGoGo

Washizu Go(わしず ごう)1990年静岡生まれ。平成25年理学療法士免許取得。ヨガインストラクター。パワーリハビリテーション研究会研修終了。大学との連携で運動プログラムの提供、「運動」と「笑い」で健康寿命を延ばす施設。AOIデイサービスの施設長として勤務。

【関節音】運動中に膝がポキッと鳴るこれって大丈夫!?

歩くたびに、階段を上るたびに、もしくは長い間座り続けた後立ち上がった時、膝が鳴るのは心配すべきこと? この疑問に運動療法士とスポーツ医が答えてくれた。

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スポーツ中に膝が鳴るけど、心配すべき? 

 

一見健康そうな膝が、ジョギングで一歩踏み出すたび、また、長時間座った後に立ち上がったり、しゃがんだときなどにポキッと乾いた音をさせるのは珍しくない。とはいえ、この音にはびっくりさせられる。これはトラブルの予兆? 関節症の前触れ? 医者に診てもらうべき?

 

もし痛みを感じないのであれば心配ない。ポキッという音はだいたいは良性のもので、自然な生理現象。不安を掻き立てるこの音は、実は「キャビテーション(空洞現象)」の音に過ぎない。


「関節の内側には滑液という液体が溜まる関節腔があります。関節の位置(編集部注:例えば脚を伸ばした時や、曲げた時)によって、膝の靭帯に多かれ少なかれ圧力がかかり、この関節腔の中に空洞ができます。この空洞が現れたり消えたりして、音が出るのです」とスポーツ専門運動療法士のシルヴィ・ワグネが説明する。

 

また関節に少しの「ゆとり」がある場合も、音が鳴ることがある。「膝蓋骨は大腿骨の表面にある溝の部分に位置し、滑るように動きます。もしその膝蓋骨があるべき場所にないとき、軽い摩擦が起きてポキッという音が鳴ることがあります」とスポーツ医ペリーヌ・カプロンは補足する。

 

「砂粒」の音
もうひとつ、機械に巻き込まれた砂粒が出すような音が膝から出る場合があるが、こちらも心配ご無用。「この音は、外傷性障害や膝の関節症を経験した場合、関節の中に生じる軟骨の“ごみ”の存在と関係しています」とシルヴィ・ワグネ。

 

繰り返しだが、このきしみが何らかの痛みを伴わないのであれば心配しなくてよい。重要なことは、この音が時間とともに消えるかどうかだ。「サイクリングや水泳など同じ動きを繰り返す運動を習慣にすることは、軟骨の欠片を小さくし、段階的になくしていくためにはよい方法です」とワグネは説明を補う。

 

膝のポキッという音は、ペリーヌ・カプロンいわく、単に一定期間動かなかった後「筋肉の衰えが原因で」不意に起こることもある。よって、あらゆる運動をやめる必要はないとカプロンは言う。ただし、膝が鳴り「痛みや体の不安定さ、腫れ」が伴う場合は、すぐにスポーツ専門の医師や運動療法士の診察を受けてほしい。

 

脚全体を鍛える
膝の音は、筋肉を鍛えることにより多少は改善できる。鍛える際は、脚の筋肉を全体的に鍛えよう。「大腿四頭筋(編集部注:腿の前側の筋肉)とハムストリングス(編集部注:腿の後ろ側の筋肉)が連動しないと、バランスが崩れてきしみが生じる可能性があります」とペリーヌ・カプロンは言う。特にジョギングをする人は概して大腿四頭筋がより発達しているため、膝が鳴る人が多い。音を防ぐためには、脚のあらゆる筋肉の深部を鍛えることが重要だ。

 

ストレッチもまた効果がある。「ストレッチにより膝蓋骨が本来の位置に戻ります」とカプロン。筋肉、特に大腿四頭筋が硬過ぎると膝蓋骨を引っ張ってしまうことがあり、膝がポキッと鳴る可能性がある。

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