セラピストGoGo

Washizu Go(わしず ごう)1990年静岡生まれ。平成25年理学療法士免許取得。ヨガインストラクター。パワーリハビリテーション研究会研修終了。大学との連携で運動プログラムの提供、「運動」と「笑い」で健康寿命を延ばす施設。AOIデイサービスの施設長として勤務。

【寝貯めはダメ?】疲労回復を促す週末シャットダウン!?

勤労者の半数以上が仕事にストレスを抱えている

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厚生労働省では全国の約1万4000事業所を対象に「令和2年 労働安全衛生調査(実態調査)」を実施。令和3年7月21日に発表された結果概況によれば、「現在の自分の仕事や職業生活に関することが強い不安、悩み、ストレスとなっている」労働者は54.2%と、前回の平成30年調査の58.0%を下回ったものの、半数を超える割合となった。
 
また「ストレスと感じている」具体的な内容としては、「仕事の質・量」が42.5%で最多となっており、続いて「仕事の失敗、責任の発生」が35.0%、「仕事の質」が30.9%、「対人関係(セクハラ・パワハラを含む)が27.0%となっている。

 

そんな疲労や不安感、ストレスの解消には、まずはしっかりとした休息や気分転換が必要。しかし、疲れているからといって、週末をだらだら寝て過ごしてはいないだろうか? 

 

実はその過ごし方こそ、さらに疲れを〝増幅〟させているかもしれないのだ。

ちなみに同調査によれば、過去1年間(令和元年11月1日から令和2年10月31日までの期間)にメンタルヘルス不調により連続1か月以上休業した労働者、または退職した労働者がいた事業所の割合は9.2%(平成30年調査10.3%)だった。

 

ウェルラボでは、そんな「疲労回復に効く休み方」について、産業医で医療法人社団 同友会 産業医室に勤務する大室正志先生の監修によるレポートをまとめている。

新型コロナウイルス感染拡大前のレポートだが、脳疲労の問題など、十分に参考となるはず。早速、その一部を紹介していきたい。

 

現代人の疲れの原因は「脳疲労」だった!?
現代人はスマホやWi-Fiなどのモバイル環境の発達で、いつどこからでも仕事にアクセスできる環境にいるため、脳だけに慢性的な負荷がかかる「脳疲労」が深刻な状況に陥っている。ぼんやり何も考えずに過ごす“スキマ時間”が減り、休みの日もメールをチェックしてしまうなど、脳は常に仕事モード。パソコンで例えるなら、いつすぐにでも作動できる「スクリーンセーバー」状態で、完全に「シャットダウン」できていない。これでは、脳疲労が起こるのも当然のことと言える。


一方、ヨーロッパでは、休みが法制化されている。たとえばドイツでは、パソコンの電源を切ってから11時間のインターバルがないと、働いてはいけないと決められているのだ。しかし日本には、そのような法規制はない。したがって、自分で休む時間を決めなければならないのだが、日本人は自分で決めるのが苦手。その結果、うまく休めず、疲労が回復しないという悪循環に陥っている。

 

週末は仕事をシャットダウンする
パソコンと同様、人間も活動をシャットダウンしたほうが、疲労回復してよく動けるようになるもの。だから、せめて週末はスクリーンセーバー状態をやめて、完全なシャットダウン状態を作るべき。

 

だらだら寝ながら仕事のことを考えるのはスクリーンセーバー状態で、休んでいるとは言えないからだ。週末は、趣味やスポーツを楽しむなど、自分の好きな活動に没頭することが、シャットダウン状態を作ることにつながる。

 

週末(ライフ)を充実させてシャットダウン状態を作れば、平日(ワーク)も潤滑に動くというわけだ。

疲労のピークは金曜日

上のグラフが示しているように、疲労は月曜日から金曜日に向かって徐々に蓄積されていくため、週末を充実させるには、金曜日までに蓄積する疲労を少なくすることが重要。

 

脳が過剰に働いている忙しい現代人の疲労回復に必要なのは、副交感神経を優位にすること。そのため最も身近で効率的なのが入浴。できればシャワーではなく、湯船入浴を行いたい。なかでも疲労回復には、高濃度炭酸入浴がおすすめ。高濃度の炭酸ガスが、血流を促して疲れの回復を促してくれるからだ。

 

さらに上のデータは、1週間の疲労感を示したもの。疲れが蓄積した金曜日の夜に高濃度の炭酸ガス入浴剤を入れたお湯につかると、たまった疲れが減り、土曜日の起床時には月曜日の起床時よりも疲労感が減っていることがわかる。まずは金曜日に高濃度炭酸入浴で疲れを和らげ、週末を充実させることが、真の疲労回復への第一歩となるはずだ。

blog.washizugo.com

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