セラピストGoGo

Washizu Go(わしず ごう)1990年静岡生まれ。平成25年理学療法士免許取得。ヨガインストラクター。パワーリハビリテーション研究会研修終了。大学との連携で運動プログラムの提供、「運動」と「笑い」で健康寿命を延ばす施設。AOIデイサービスの施設長として勤務。

【全身若返り】感染対策にもなる「肺活」とは!?

新型コロナウイルスの感染拡大で見直したいのが肺の健康。

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加齢とともに呼吸筋が衰えると、肺の機能も低下していきます。すると自律神経のバランスが崩れ、不調や疲労感のもとに。そして肺の健康は免疫力とも大きくかかわっています。今回は、小林弘幸先生の新著『最高の体調を引き出す超肺活』から、肺を最大限に活かすとどのようなよいことがあるのかについてまとめていきます。

 

肺活のメリット4つ

1.肺活で自律神経が整う
深い呼吸は副交感神経の働きを高めます。

 

「呼吸をするときに上下に動く横隔膜の周囲には、意識しなくても呼吸ができるように自律神経が密集しています。ゆっくりと深く呼吸をすると、横隔膜が上下に大きく動きます。横隔膜の動きが大きくなればなるほど、副交感神経の働きが高まります。その反対で、速くて浅い呼吸をしていると、副交感神経の働きは低いままです。つまり、ふだんしている呼吸をゆっくりと深いものに変えていけば、副交感神経のレベルが上がり、自律神経のバランスを整えることにつながるわけです」(小林先生)

 

また、肺を収めている胸腔には「圧受容体」という場所があり、息を吐く時間が長ければ長いほど、この圧受容体に圧力がかかり続けます。圧受容体には静脈の血流量をコントロールする働きがあり、圧力のかかる時間(息を吐く時間)が長ければ長いほど、血流量が増え、副交感神経の働きが高まるというシステム。深い呼吸はゆっくりと息を吐く時間が大切ということです。

 

2.肺を鍛えると腸内環境もよくなる

肺を鍛えて自律神経が整うと、腸内環境まで良好に。

 

「腸には『輪走筋』と『縦走筋』という2つの筋肉があり、この2つがリズミカルに収縮運動することで食べものや老廃物を移動させています。この腸の動きを『ぜん動運動』と呼びますが、ぜん動運動をコントロールしているのが自律神経なのです。 そのため、自律神経と腸の働きは相関関係にあるといっていいほど、密接にかかわっています。


腸のぜん動運動をうながす2つの筋肉の収縮は、交感神経と副交感神経がいずれも高く働いているときに最も活発になります。つまり、自律神経のバランスがいい人は腸内環境もよく、自律神経のバランスが悪い人は腸内環境も悪い、といえるのです」

 

小林先生は順天堂大学医学部附属順天堂医院に日本で初めて「便秘外来」を開設し、治療を続けています。便秘外来を訪れた患者さんは自律神経のバランスが大きく崩れていることが多く、自律神経のバランスを整えることで便秘が解消することが少なくないそうです。

 

3.免疫力もアップ

腸内環境を整えることで免疫力も高まります。

 

「すべての免疫細胞は、血液をつくり出している骨髄から生まれ、血流にのって全身に派遣されていきます。血流や血液の質が悪く不健康な人ほど、免疫細胞も不健康になり、正常に機能しません。なかでもレギュラトリーT細胞は、腸に多く集まっている免疫細胞です。腸内環境が悪化している人は、もともとレギュラトリーT細胞の数が少なく、新型コロナウイルス感染症に感染するとサイトカインストームを起こしやすいと考えられます」


4.血液の質もよくなる
肺活力を高めると、「血液の質」そのものがよくなります。

 

「自律神経のバランスが整って、腸内環境が健全に保たれていると、血流がアップするだけでなく“血液の質”そのものがよくなります。実際、血液を顕微鏡で見ると、その人の自律神経のバランスの良し悪しがわかります。 自律神経のバランスが悪い人は、きれいな円形をしているはずの赤血球が変形したり、くっついてしまったり、完全に壊れてしまったりするのです。赤血球は、酸素を運ぶ役割をしています。そのため、赤血球の状態が悪いと、細胞に届けられる酸素量が減ってしまいます。


また、変形したり、くっついてしまったりした赤血球は、細い毛細血管を通過することができません。俗にいう“血液ドロドロ”の状態です。この点からも、自律神経のバランスや腸内環境が悪い人の血液は、充分な酸素を運ぶことができない質の悪いものだといえます。そんな状態の血液だと、免疫細胞をスムーズに運ぶことが叶いません。血液の質を高めるためにも、肺の力を高めて自律神経を整えることが重要になってきます」

 

肺を意識することで、体のさまざまな不調が解消されていきます。デスクワークなどで前屈みの姿勢が続くと、呼吸筋が衰え、深い呼吸がしにくくなる原因に。次回は、肺活トレーニングをご紹介していきます。

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