セラピストGoGo

Washizu Go(わしず ごう)1990年静岡生まれ。平成25年理学療法士免許取得。ヨガインストラクター。パワーリハビリテーション研究会研修終了。大学との連携で運動プログラムの提供、「運動」と「笑い」で健康寿命を延ばす施設。AOIデイサービスの施設長として勤務。

【ライフスタイルのアップデート】「ながら」「ついで」「どうせなら」で変えていこう!

働く人が健康的なライフスタイルを送れる”流れ”をつくるのはどうしたらいいでしょうか?

f:id:washizugo:20191026105528j:plain

健康経営に取り組む企業が真っ先に着手する定番施策として、朝ヨガやウォーキングイベントがあります。普段ヨガに通っている人や、歩くのが大好きな人から見たら身近ですし、無料であれば非常に魅力的なはずです。しかし、そのようなアクティビティに参加する人は、たいていすでに健康的であり、会社がサポートする必要性の低い対象であることが多いです。

f:id:washizugo:20191102105436j:plain

健康的な人により健康になってもらい、アンバサダーのように活躍してもらうことが有効なこともありますが、「健康経営とは、従業員が健康で元気よく働けるようにサポートを行うことで、従業員のパフォーマンスが向上し、結果企業業績向上につなげる経営戦略である」という点に立ち返ると、健康面に課題のある人や不健康な生活になりがちな人をターゲットに取り組む方が投資対効果が高いといえます。

ただ問題は、健康意識が低い層に行動変容を促すことは非常に難しく、一歩間違えて不要なストレスをかけてしまうと、パフォーマンスの低下という逆効果を招きかねないということです。

 

その代表的なものがタバコに関する取組みで、社内全面禁煙や就業時間内禁煙の組織で働いている喫煙者からは、ネガティブな声が上がることもあると聞きます。本来なら、従業員の病気リスクや医療費低下に貢献し、企業業績向上に向けた策であるはずが、生産性を下げてしまう可能性もある。だからこそ、慎重に取り組む必要があります。

 

ながら、ついで、どうせなら

では、どのようにして健康に関心ない人にアプローチするのか? 私が重要視しているのが、「ながら」「ついで」「どうせなら」です。

 

例えば、腰痛や肩こりの人は運動不足であることが多く、どうにか運動してもらいたいと思いながらも難しいことが多いものです。そんな時はイスに座り「ながら」できるストレッチ方法を伝えることで、疲れを感じた際にちょっとやってみる、ということを促せます。

 

また、歯を磨く「ついで」につま先立ちすることでふくらはぎの血流を促進させる、など何かの行動に併せて行えることが有効だと考えました。健康に関心のない人は健康のために使う時間を持ってもらうのが難しいからこその施策です。

 

さらに、歩く時に「どうせなら」大股や早歩きで歩くことの効果を伝えたり、定食を食べる際に「どうせなら」汁物や野菜を最初に食べることで血糖値の上昇をケアするというように、日常生活の中で無理なく取り込める行動の提案を行っています。

このような発想の中、最近個人的に興味を持っているボディワークが「アレクサンダーテクニーク」です。100年以上前からロンドンの音楽家やダンサーが自身のパフォーマンス向上のために学んでいた身体技法で、日本でも最近少しずつ広まってきています。本来はプロ向けのため相当奥が深いのですが、簡単にまとめると以下のことを目指しています。

1. 頭の位置を高い位置(適切な位置)にキープする
2. 姿勢を正すことで呼吸しやすい状態に導く
3. これらを通して身体の余計な緊張を解き、各自の身体にとってベストな状態をもたらす

 

実際に私も姿勢や歩き方を良くしたいと思い、日本でアレクサンダーテクニークの普及に取り組まれているジェレミー・チャンス氏から指導を受けました。

 

そして、今まで猫背にならないよう胸を張ろうとしていた姿勢が、実は骨格上、理にかなっていないという衝撃的な事実を知りました。また、頭を上げようとすることで顎が上がって疲れやすい姿勢になっていたこと、歩くときに足の動かし方を意識するあまり、上半身と下半身の連動が崩れていたことなど、知識不足で間違った動きを積み重ねていたことがわかりました。

 

この経験により、またヘルスリテラシーが高まり、より一層動きの質を高めたいと思うに至ったわけです。私の場合は特殊かもしれませんが、自分の動きを改善することで疲れづらくなるのであれば、やらない手はありません。

 

繰り返しますが、キーワードは、ながら、ついで、どうせなら。思い切った健康法を始めなくても、立ち方、座り方、歩き方を少し変えてみることで快適な身体を手にすることができます。ライフスタイルのアップデートは、ぜひ身近なところから。

blog.washizugo.com

blog.washizugo.com

blog.washizugo.com

blog.washizugo.com

blog.washizugo.com