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Washizu Go(わしず ごう)1990年静岡生まれ。平成25年理学療法士免許取得。ヨガインストラクター。パワーリハビリテーション研究会研修終了。大学との連携で運動プログラムの提供、「運動」と「笑い」で健康寿命を延ばす施設。AOIデイサービスの施設長として勤務。

書く行為は健康に良い!?睡眠改善やダイエット効果も?

スマホやPCの普及で、ペンを手に持ち何かを書くことが減ったという人は多いのではないでしょうか。

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ところが、最近の研究では、日記や覚書を書くことによって睡眠不足の解消やダイエットに有効であることが報告されているのです。それはどんな理由によるのでしょうか?


1年365日、義務に追われる現代人

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まずは、日記と不眠解消についての話題です。この研究を医学誌『Journal of Experimetal Psicology』に発表したのは、アメリカのベイラー大学です。


人間というのは、無意識のうちに日暮れと同時に悲観的になる傾向にあるのだそうです。


例えば、Twitterの投稿も、その内容を分析すると夕刻になるほどネガティブな言葉を使うことが多くなることが別の研究で明らかになっています。

 

こうした不安感やストレスが、入眠を妨げたり質の良い睡眠の邪魔になったりするわけです。

 
そこで、ベイラー大学の心理学者たちが考案したのが、就寝前に書く「todo リスト」です。その日に起こったことを書くのではなく、翌日への期待を日記に書くという手法です。

 

私たちは1年365日、仕事以外にも友人や家族からのメッセージに返信をしたり、子供の学校の行事に参加したりと、毎日義務に追い立てられる日々を送っています。


そのため、夕刻になると「なにかやり忘れたことはなかったか」と不安になるのは当然のことなのです。


日記を書くことで「不眠」を克服する?

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ベイラー大学では、18歳から30歳の57人を対象に、実験を行いました。
実験では、参加者は寝室にスマホやコンピュータを持ち込むことを禁止され、就寝前の5分間に
・過去数日に行ったこと
・翌日にするべきこと
のいずれかをノートに書く2つのグループに分けられました。


そして、心電図や心拍数などを分析し、睡眠の質についての調査が実施されました。結果、過去のことを書いた人々が入眠にかかった時間が平均25分であったのに対し、翌日にやるべきことを書いたグループは16分で眠ることができたのだそうです。

 

また、後者のほうが睡眠時間もわずかに長かったことも明らかになりました。日記に書く内容は、具体的であればあるほど入眠のためには有効であることまで判明。 就寝前の5分を、翌日への希望のために落ち着いて過ごす。サイエンスが証明しなくても、とても素敵なことではないでしょうか。暖かいカモミールティーなどを飲みながら、翌日にポジティブな思いを馳せてみてください。


日記を書くことでダイエットが成功する!
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1日14分を「食事日記」に費やすことがダイエットを成功に導く。 こんなニュースを発表したのは、バーモント大学とサウスカロライナ大学の研究チームです。


日記といっても、ほとんど覚書のようなものでよいのだそうです。つまり、何時に何を食べたかをノートに書くだけなのです。

 

医師や栄養士などの専門家は、毎日どのような食事やおやつをどのくらい食べているのか、それを実感し自覚するに足る唯一の方法が、食事日記だと主張しています。


お金の使い方も、家計簿をつけるかつけないかでは大きな相違があります。毎日食べる食事も、それを記して自ら読むことによって、新しいライフスタイルの第一歩を踏み出せるというわけです。
 
食事日記を書いた人は半年後に10パーセントの体重減!
アメリカの大学によるこの研究は、肥満の専門誌『Obesity』に報告されています。
実験には、142人が6カ月にわたって参加しました。


そして、日中に口にしたすべての食べ物をノートに記した人は、6カ月後に平均して10パーセントの減量に成功したのだそうです。研究では食事日記を書くために、1日のうちわずか14分を費やせば、ダイエットに成功することも明らかになっています。


その理由として、研究チームは日記を書くことで「自制心」が生まれるためだとしています。ダイエットは、まさに自分との戦いです。誘惑に負けないためには、毎日コツコツと記す日記をつける習慣こそ、克己心を養う手段であるというわけです。


「継続は力なり」は、あらゆることに当てはまるのですね。
「書く」というセラピー

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不眠や肥満の解消という具体的な目的がなくても、「書く」という行為が精神的なセラピーであることは、多くの心理学者が認めるところです。


「書く」ことは、自分一人の世界の中に閉じこもります。書くことによって、自分自身に何かを言い聞かせることになるのです。


2001年の研究によれば、トラウマを抱えた患者が毎日20分を日記を書くことに費やした結果、わずか4日で癒されたと報告されました。


誰かに読ませることを目的にするのではなく、自分自身を客観的に見つめるために、日記を書くことはすぐにでも始められるメソッドなのです。
 


「いいね」をクリックするだけでは得られない効能
目的もなくスマホを常に手にして、ソーシャルを読み、適当に「いいね」をクリックする。


そんな毎日を送る人も少なくありません。しかし、これは非常に受動的な行動であり、そこに創造性は生まれ得ないのかもしれません。ペンを持ち、文字を書く。その行為は能動的で創造的であり、瞑想にも似た効果があるというのが研究者たちの意見なのです。

 

最後に

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鉛筆やペンをもって何かを書くという行為は、幼少期を思い起こさせる懐かしさもあります。そして、大人になった今こそ、質の良い文房具を使う悦びも味わえるというもの。1日のわずかな時間を、自分と向き合い、好みの文房具を身近に置き、静かな時間を過ごせばストレスフルな生活の第一歩となるかもしれませんね。

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