セラピストGoGo

Washizu Go(わしず ごう)1990年静岡生まれ。平成25年理学療法士免許取得。ヨガインストラクター。パワーリハビリテーション研究会研修終了。大学との連携で運動プログラムの提供、「運動」と「笑い」で健康寿命を延ばす施設。AOIデイサービスの施設長として勤務。

【熱中症予防】マスクは脳の温度を上げる!?

 気温がぐんぐん上がる季節になり、各所で「熱中症」に対する注意が呼びかけられている。こまめな水分補給はもちろん重要だが、予防のカギは「鼻」にある。

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熱中症が増えるピークは「5月、梅雨明け、盛夏」の3つ

 熱中症は、気温が上昇するのにまだ暑さに慣れていない人が多い5月ごろから増え始める。気温とともに体温が上がった際、われわれは汗をかいて体を冷やしたり、体表の血管を拡張させて放熱する。

 

しかし、脱水症状を起こして体内の水分や塩分が不足したり、体温調節機能がうまく働かなくなると、体にどんどん熱がたまって脳をはじめとした臓器がダメージを受ける。これによって、めまい、吐き気、頭痛、けいれん、意識障害などさまざまな症状が表れるのが熱中症だ。
 

予防には水分補給が基本中の基本だが、加えて「鼻」を意識することが大切だという。東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身氏は言う。「われわれの体温調節は、自律神経中枢によってコントロールされています。

 

自律神経中枢はほかにも呼吸、心拍、血圧、摂食や飲水行動といった生命活動をつかさどる重要な部位です。熱中症は、深部体温(体内の臓器の温度)が上がって熱がたまることが大きな要因で起こります。

 

深部体温には脳=自律神経中枢も含まれ、脳の温度が上がると体温がコントロールできなくなって熱中症を招いてしまうのです。脳はパソコンと同じようにただでさえ発熱量が多く、常に冷却が必要です。暑い時季は意識して脳を冷やすことが、熱中症の予防につながります」

 

 脳=自律神経中枢を冷やすために重要な役割を担っているのが「鼻」だという。自律神経中枢は脳のど真ん中にあり、その場所は鼻腔の真上に当たる。鼻腔の奥には脳とつながっている毛細血管がたくさん通っていて、鼻呼吸をして冷たい空気を通過させれば、熱交換によって脳を冷やすことができる。

 

「『鼻は脳の冷却装置』とも言われています。鼻が詰まるとボーッとしたり、バテやすくなってパフォーマンスが落ちるのも、脳をうまく冷やせずに温度が上昇してしまうからです。つまり、鼻詰まりの人は熱中症にかかりやすいといえます。鼻詰まりがある人はしっかり治しておくのがおすすめです」(梶本氏)

 

■吸う空気を冷やす

 脳を冷やして熱中症を防ぐためには、それくらい鼻が重要なのだ。
 新型コロナウイルスの感染予防で、今夏はマスクを着けて行動する人が増えるのは間違いない。これも、鼻の役割を妨げて脳の温度を上げてしまう大きな原因になる。

 

「マスクを着けたままだと、吸った空気が温かくなっているマスクを通過してくるので、冷えた空気は取り込めません。さらに、吐く息がマスクを温めるので、次に吸い込む空気にも熱が加わります。

 

ずっとマスクを着けることによって、呼吸で脳を冷やす効果が圧倒的に落ちてしまうのは確実で、マスクによる熱中症が増えるのも間違いないでしょう。また、運動している時は自律神経中枢に負担がかかるので、脳の温度はさらに上がりやすくなります。マスクを着けたまま運動するのは危険です」(梶本氏)

 

 脳を冷やそうとして冷たいタオルを額に当てても、厚さのある頭蓋骨越しになってしまうため、内部はそれほど冷えない。鼻を直接冷やしても、ほとんど効果はないという。

 

 それよりも、「吸う空気を冷やす」ことがよりダイレクトに脳を冷やす方法になる。「気温28度以上の環境で過ごしていると脳が冷えづらくなり、気温22・5度から23度が最もパフォーマンスが上がるといわれています。

 

マスクをしている時はエアコンの設定温度を24度くらいにして空気を冷やすことが大切です。就寝時も同様で、温度が高い環境の中、薄手のパジャマとタオルケット1枚で寝るのはやめて、エアコンで室温を25度くらいに制御して体は厚手のパジャマと布団で温めましょう」(梶本氏)

 

熱中症対策は、冷たい空気が鼻を通過しているかどうかを意識すべし。

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