セラピストGoGo

Washizu Go(わしず ごう)1990年静岡生まれ。平成25年理学療法士免許取得。ヨガインストラクター。パワーリハビリテーション研究会研修終了。大学との連携で運動プログラムの提供、「運動」と「笑い」で健康寿命を延ばす施設。AOIデイサービスの施設長として勤務。

【巻き爪】苦しむ人が急増!爪が悲鳴をあげているサインとは!?

巻き爪といえば、細いパンプスを履いたり、長時間歩いたりすることで、起こると思っていませんか? 

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もちろんこれらも巻き爪となってしまう主な原因ではありますが、巻き爪は歩かないことでも発症します。普段、問題のなかった靴を久しぶりに履いて親指に痛みを感じたら、それは巻き爪が悪化しているサインかもしれません。

 

 

「巻き爪」と「陥入爪」の違い
巻き爪について解説する前に、みなさんがよく混同する「陥入爪(かんにゅうそう)」と「巻き爪」の違いや、言葉の定義について説明します。一般的には陥入爪を含めて巻き爪と呼ばれていることが多いですが、厳密には違う疾患です。

 

巻き爪:爪が内側に巻いている状態

陥入爪:爪が食い込んで炎症を引き起こしている状態

 

「巻き爪」は痛みなどの症状に関係なく、単純に爪が巻いている状態を示す言葉です。痛みの症状がある場合は「陥入爪」の状態ということになります。爪が極端に巻いても痛みが全くない方がいる一方、巻きがほとんどないのに陥入爪となっている場合もあります。

 

巻き爪の状態(痛みがなければ陥入爪ではない)
巻いてはいないが、陥入爪の状態
巻き爪はそれ自体では、痛みを伴わないこともあります。しかし、巻き爪は当然ですが放置すると爪が皮膚に食い込み痛みを生じる原因となります。そして、さらに放置すると、感染や肉芽形成がひどくなり治療がより時間のかかるものになります。ですので、早めのケアが重要になります。

 

爪はなぜ巻くのか?
では「外出自粛」で、なぜ巻き爪に注意が必要なのでしょうか?

 

それを理解するには巻き爪のメカニズムを知る必要があります。爪は正常な状態でも、内側に巻く力が常に加わっています。それに対して歩行などで下から圧が加わることで、巻き過ぎずバランスを伴った形状を保っています。そのバランスが崩れると巻き爪になってしまいます。


狭い靴などで指が圧迫されると、「巻く力」が強くなり、巻き爪になりやすいです。浮指や歩き方などで足指にしっかりと力が伝わらないと「広げる力」が弱くなります。先端に余裕ある靴を履いていても巻き爪になってしまう原因はこんなところにもあります。また外反母趾などで爪の左右に加わる力のバランスが不均等になると、片側だけ巻き爪といった状態になる場合もあります。

 
もちろん、巻き爪の原因は外力だけではなく、遺伝的な要因や病的な要因など複数の要素が絡んでくるので、一概に説明することはできませんが、このような理由により、外出自粛による活動低下で少しずつ巻き爪が進行することになります。

 

さらに注意が必要なのは、爪が普段より巻いてしまった状態で急に活動を再開すると、今まで問題のなかったパンプスなどでも痛みを感じる場合があります。これは巻きの状態が変化しており、指先が圧迫されると以前に比べれば爪が食い込みやすい状態となっているためです。つまり、陥入爪になりやすくなっているということです。こいった場合は無理をせずに適切なケアが必要となります。

 

巻き爪にならないためにはどうしたら良いか?
爪が巻くメカニズムが理解できれば、巻き爪にならないための対策もたてやすいです。すなわち、爪に巻く力が余計に加わらないようにすることと、足指に地面から適切な力が加わるようにするということが、巻き爪予防のポイントになります。

 

どちらにも重要なのが、適切なフットウェアつまり靴選びとなります。おしゃれをしたいという気持ちは理解できますが、巻き爪予防を優先するのであれば、それにふさわしい靴を選ぶ必要があります。


靴選びのポイントは、つま先に余裕がある靴を選ぶということです。全体的先が幅広で先端は1cm程度余裕がある靴を選んでください。また、つま先の前後の余裕だけではなく、上下方向すなわち爪の上にも余裕がある靴がより理想的になります。

 

そしてさらに重要なのが、靴を正しく履くということです。靴を選んでも正しく履かないとまったく意味がないだけでなく、巻き爪を悪化させることがあります。

 

靴の履き方のポイントを一つ上げるとすると、足の甲から足首をしっかりと固定するということです。いくら先が緩い靴を履いていても、足と靴が固定されていないと、歩いている間に足が靴の中で前に移動してしまい、つま先に負担がかかってしまう事になります。

 

ジッパー付きのひも靴
脱ぎ履きの度にひもを締めなおして、はじめて巻き爪に対して効果があるということです。ただ、これは少し大変なので、外来ではジッパー付きのひも靴をお勧めすることが多いです。ジッパーがついてるため、脱ぎ履きはジッパーの開閉で可能になります。

 

【まとめ】
爪が巻くメカニズムとその予防法のポイントについて解説しました。次回は、実際に巻き爪になってしまった場合の治療法について解説します。

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