セラピストGoGo

Washizu Go(わしず ごう)1990年静岡生まれ。平成25年理学療法士免許取得。ヨガインストラクター。パワーリハビリテーション研究会研修終了。大学との連携で運動プログラムの提供、「運動」と「笑い」で健康寿命を延ばす施設。AOIデイサービスの施設長として勤務。

【歩行】階段は上りより下りが有効な理由とは!?

階段は上りより下りが有効な理由とは?

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エキセントリック運動の効果を探るため、2017年に私たちが行った研究のひとつが「階段歩行研究」です。

 

60歳以上の肥満女性をふたつのグループに分け、ひとつのグループは6階建ての建物の階段を下るだけ(上るときはエレベーター)、もうひとつのグループは階段を上るだけ(下るときはエレベーター)、という運動を週に2回の頻度で、1週間ごとに歩行距離を徐々に伸ばしていき、12週間行いました。

 

1週目は1階から6階(あるいは6階から1階)までを2回繰り返すだけでしたが、 12週目には24回繰り返してもらいました(※)

 

行っている運動が自分にとって楽なのかキツいのか。これを数値化したものを主観的運動強度と言います。ふたつのグループでこれを比較したところ、キツいと感じたのは階段を上る方のグループ、逆に楽だと感じたのは階段を下りるグループでした。
 
これは誰もが経験的に実感しているはずです。カラダに取り入れる酸素の量は前者の方が多くなり、心拍数も高くなりました。多くの酸素が必要ということは息が切れるということ、心拍数が高くなるのは心臓がドキドキするということです。

 

さて、この実験では最終的に驚くべき結果が出ました。階段下りを行ったグループの方が筋力が増し、椅子からの立ち上がり能力、歩行能力などがアップしたのです。

 

さらに骨密度が高まり、血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールが減少し、インスリンの感受性が高まりました。体脂肪と体重には両グループともほぼ同様の減少が見られました。階段を下るグループによりよい健康効果が認められたのです。

blog.washizugo.com

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